本記事の目的
床は常に肌が触れ、内装デザインの大部分を占める。掃除したりメンテナンスに手間を掛ける部分でもある。ストレスの無い床材を選択し、快適な生活へ少しでも近づけたい。
床材の種類
塩ビシート、無垢、タイル、クッションフロアの4つがある。
塩ビシート
- 殆どの建設会社が標準仕様として塩ビシートを取り入れている。
- 一般的な合板 (積層合板) は木材を薄くスライスし接着剤で貼り合わせしてある。
- その上に2mm程度の塩ビシートが張られる。
メリット
- 金額が安い。
- 掃除がしやすい。
デメリット
- 冬は冷たくて寒い。
- 基礎からの冷たさが床まで伝わり、結露がついてしまう可能性もある。
- 床暖房でカバーしたい。
- 20年程度で張替えが必要となり、20万以上掛かる。
無垢
- 広葉樹 バーチ
- きめ細かく傷つきにくい
- 強く引っ掻くと薄ーく傷つく程度
- なめらかなさわり心地
- 爽やかな香り
- きめ細かく傷つきにくい
- 針葉樹
- 針葉樹特有の強めの爽やかな香り
- 若干広葉樹よりはざらつきがあり滑りにくい
- 傷つきやすい
- 強く引っ掻くと割と目立つ
- 広葉樹 ナラ
- 頑丈で強く引っ掻いても全く傷つかない
- 香りもわずかに香る程度
メリット
- 夏は床がベトベトしない。
- 冬は塩ビシートに比べ断熱・蓄熱性能共に高いので暖かい。
- メンテナンスコストが低い。
- 木の種類にもよるが、傷がつきにくい。
- 経年劣化せずビンテージ風に味わいが出てくる。
- 床の大半に自然木を利用することになる為、木の自然な香りがしてリラックス効果が期待出来る。
デメリット
- (デメリットかは分からないが) ワックスをかけられない。
- 木の良い香りが無くなる。
- 断熱・調湿効果が弱まる。
- 金額が高いことが多く、塩ビの2倍以上。
- 掃除が大変。
- 基本的に水拭きが出来ない。
- 梅雨は給水し膨張、夏は収縮する。
- 隙間にゴミが入る。
我が家は子供が小さく良く飲み物も食べ物も零すため、床は汚れにくい塩ビシートが良いのではと現状は考えている。